雨漏りで近所づきあいの大切さに気づく

見渡す限り田園が広がる地域に、私の親戚は住んでいます。家は昔ながらの日本家屋で、木造で出来ています。年数が経っているからか、床を歩くときしりと音がはね返ってきます。私が親戚の家に遊びに行ったある日、夜中から雨が降り始めました。

小さい頃からよくあることなので、私達はいつも通り、床にバケツを置く事で対処していました。しかし、その日の雨は稀にみる大雨で、いつまでたってもやみません。バケツの中には少しずつ水がたまっていきますが、問題は量ではなく数です。複数の箇所から雨漏りがしているため、バケツの数が足りなくなってしまったのです。

幸いなことに、雨漏りがしている部屋は一部屋だけですが、このままでは床が水浸しになってしまいます。途方に暮れていると、家のドアをとんとんと叩く音が聞こえました。最初は雨風かと思い気にしていなかったんですが、音が続くため、玄関に向かいました。そうすると、そこには近所のおじさんがカッパを着て立っていました。

大雨の中、わざわざ心配して来てくれたのです。私たちが雨漏りについて伝えると、おじさんはすぐに家から沢山のバケツを持って来てくれました。おじさんはバケツの下に新聞紙をひき、水がはねないように工夫をしてくれました。おかげで、家の中は水浸しにならずにすみました。

後日、菓子折りを持っておじさんの家にバケツを返しに行きました。最近では近所づきあいが疎遠になりつつある日本ですが、万が一の時のためにも、お互いが気にかけ、協力し合う姿勢が大切だなと実感しました。

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